「大人に必要な100枚のアルバム」(2)キップ・ハンラハン | m.$.t.k.のなに読んだ、なに聴いた #36
約1ヶ月ぶり。今回はキップ・ハンラハンをとりあげます
m.$.t.k.
2024.02.22
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初回は「大人の音楽 = ジャズ」という安易な連想で「帝王」、マイルス・デイヴィスをとりあげたけれど、ここ数年の気分から語らせてもらうならば、本当はずっとキップ・ハンラハンの話をしたかった。キップ・ハンラハンの手掛けた音楽、そのすべてが素晴らしい「大人の音楽」であり、これを超えるムードを出せる音楽は、音楽史を見渡してもほかにいない。これに匹敵するのはデューク・エリントンやフランシス・プーランクぐらいだろうか。もっとも、まったくムードの性質は異なるけれども。
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- キップをめぐる混乱
- そもそもキップ・ハンラハンとはだれなのか?
- ずっと「わからない」音楽としてある、キップ・ハンラハン
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